花と実と魔女と

02伊・ローマ







バチカン



オルビエートから、南に120キロバスで約2時間、
いよいよ今回の旅行の最終訪問地ローマです。
















この広々としたサン・ピエトロ広場…仰げば一点の曇りのないイタリアの空。
世界からおとづれる人みな、ノンクリスチャンであっても
この日だけは気分はバチカン市民。
神の巨大な掌かとも思うこの広場を自由に行き来します。
なんと30万人を収容できる広場ということです。

写真の回廊は284本の列柱回廊で広場を包み込むようになだらかなカーブを見せています。
















中央がサン・ピエトロ大聖堂です。
広場が大きいのでその大きさを写真でお伝えするのが難しいほど。
この大聖堂は4世紀のコンスタンチヌス大帝により着工され
16世紀に大改築されて120年かけて完成されたという
歴史そのものの聖堂です。
ここにかのローマ法王が住んでいらっしゃいます。



















これが大聖堂の中のミケランジェロ23歳の時の傑作ピエタ像。

今はガラスのケースの中に納まっていますが、
私がとお~い昔(学生時代)訪れた頃はじかにマリア様の美しいお姿を
じかに見ることが出来ました。
その後一人の暴漢によって物理的打撃を受けた事件依頼
防御ガラスに覆われてしまいました。

ミラノのミケランジェロ最晩年のピエタ像の未完の精神性と比べ、
偉大な彫刻家の芸術の変遷がここに現れていますね。



















こちらはファッショナブルな衛兵さん。
選ばれた青年だけがなれるといいます。
どうです、微動だにしないかっこよさ…
瞬きさえしていないように見えたのですが…。


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写真の大きさと数が多くて皆様のパソコンを重くしてしまってごめんなさいね。
イタリア旅行記が終わるもう少しだけカンベンしてね。











トレビの泉
















後ろ向きにコインを泉に投げ入れると
又この地にやってこれるという「トレビの泉」
沢山の観光客が泉の周りに何層もの円を描くようにくつろいでいる…

ローマに来たな~、無条件に実感する場所ですね。
角のジェラード屋さんのジェラードは掛け値なしにオイシイ!
この一帯は○十年たっても変わらないな~。














スプレー菊にすかしユリ、孔雀草もあるね。
世界広しといえど、栽培種の花卉業界は同じようなものなのかもね。
ローマの街角の花屋さんで。

















ローマのコロッセオ、円形闘技場です。
チャールトン ヘストンの「ベンハー」を思い出す方も多いのでは?

1959年作(日本では1960年上映)の大スペクトクル「ベンハー」
何年経っても 手に汗握る戦闘シーンと感動の一作ですよね。

ここコロッセオの近くに映画の中でベンハーと宿敵メッサラが
ローマ戦車競技で戦ったロケ跡が
そのまま保存されていて感慨深いものがありました。

最近ではグラディエーターが上映されましたね、ご覧になりましたか?

ローマの歴史は数々の映画が伝えてくれているので
東方からはるばるこの地を訪れる私たちにも
遺跡を通じてローマの町は活き活きとその歴史を伝えてくれるのですね。














スペイン広場




















スペイン広場、映画「ローマの休日」であまりにも有名な階段のある広場。
正式にはトリニタ・デイ・モンティ教会の階段というそうで
画面上に見えるのがその教会。
スペイン広場の名前は17世紀にスペイン大使館が建てられたことに由来します。


オードリー、貴女はこの階段を上って天まで駆けていったのね。



この広場を基点に幾筋かのブランド通りがあり、沢山の人でにぎわっています。
ウインドウショッピングにはもってこいの通りです。
 
この日は土曜日でイタリアのサッカーリーグ戦の開始日で
人通りがものすごかった…ようです。
日本からも観戦ツアーを組んでいたようですね。















ちょっとした横道にこんな市が立ってました。
手前がポルチーニというキノコ。
乾燥したものは日本でも手に入り、スープなどに入れるとコクが違います。
フレッシュはソテーしていただくようですが、ローマっ子達も好きなんですね。


















赤花なすと赤ばらのブーケ。
元気ないろどりで思わずパチリ。
9月のローマの空ににぴったりのたブーケだと思いませんか?














ローマは、美味しい




今回の旅行は古都巡りと自由時間の多い点が特色です。
そこで、ローマでの夕食も自由にレストランを選んぶことに。
食いしん坊第六感を働かせ、チョイスしたのはローマの家族連れや
友達同士が沢山集まるこのお店、
ピザとお肉がメインのお店でした。















写真の料理人はお肉をかまどで焼く係りで
ボウボウと燃えるかまどの前で愛想良く調理しています。

彼は私を手招きしてオッキナ包丁を持たせ、でっかい肉の塊まで撮影用に取り出して
一緒に写真を撮らせてくれました。
えっ、その写真が見たいって?

ダメ、ダメー、だって家宝だもの…(笑)
















左の写真はお野菜いっぱいの前菜。
この前菜もこのお店の売りの一つのようで日替わりだとか。
盛り合わせとガイドブックにあったのできっと一皿に2~3種かなと思ってたら
ナ、ナント、7種類もの前菜がそれぞれこの写真のように次々と出てきました。
写真は2人分ですが、バラエティ豊かな料理・イチジクと生ハム、
豆料理等が特に美味。

ン~、思い出しても生唾ゴックン。美味しかったな~。















これが、噂のポルチーニソテー。
最初、炭火焼ステーキローマ風を2人で注文したのですが
ポルチーニがメインディッシュだというのを思い出し一人分をチェンジ。

このときもお店の人の対応親切だったわ~。

お味?勿論、GOOD!
エリンギとかしいたけ風の歯ごたえと、とろけるチーズのように
トロットした部分があいまって、エモイワレヌ美味しさ。
松茸のように愛され季節の味の代表というだけあって
とっても美味しかったですよ。

オリーブオイルだからしつこさが無いのもいい感じでした。

















左はパイ生地をパンのように出してくれました。
ナンの様と言えばいいかしら…
ピザ屋さんだけあってこちらも美味しい生地で、
このほかにパンも出てくるのです。こりゃ 太るわねえ。

右は自家製デザート、デザートもいろいろ選べてフルーツポンチとティラミスを注文。
ティラミスは甘すぎずこってりとさっぱりがミックスした不思議な味。
実は日本で食べるティラミスは苦手なワタクシですが本場では美味しかったですよ。
このほかコーヒーとミネラルウオーターもセットされてなんと〆て
一人 28.4ユーロ 約3,200円。

満腹、大満足で夜道をタクシー乗り場まで歩き、
ちょうどいい腹ごなし…でした。















イタリアの青い空☆サンタンジェロ






イタリアの旅も最終日となり、帰路のフライトまでの半日、
午前中が自由時間となりました。

遠くまで出かけるのも帰りが心配でホテルからタクシーで10分ほどの
サンタンジェロ城に出かけることに。




















テヴェレ川に架かるサンタンジェロ橋からお城を撮影。
このお城はもとは139年に建てられたハドリアヌス帝の霊廟。

6世紀大天使ミカエルが降り立ちペストを剣で追い払うのを
法王グレゴリウス1世が見たことから
サンタンジェロ=聖天使の城と呼ばれるようになったといいます。

今日も快晴、見上げれば限りなく青いイタリアの空が広がっています。























同じく橋の上からサン・ピエトロ大聖堂方向を撮影。
イタリアの青い空が味方して思いがけず絵葉書のような構図となりました。






















城の中をぐるぐる巡って見晴らしの良い屋上へ。
未だ朝早い時間だったので、屋上は私達だけの貸しきり状態。

ただ一人頭上にペストからローマを救ったという大天使ミカエルが
今まさに大きな剣を引き抜いた姿が。

案内書には武器博物館でもあると紹介されていて
ほとんど期待なしのサンタンジェロ城でしたが、
この屋上からの眺めは最高。


ローマを一望できるので
この旅を惜しみながら時を過ごしたこの朝のことは、
空の青さとともに記憶に深く刻まれました。




















イタリア、ローマ又会う日まで

















昨日ご紹介したサンタンジェロ城からのローマ市街です。
朝もやがかかってなおロマンチック。
まさにローマンティック!?




















ローマの路上のフローリストで見かけたアゲラタムと
黄薔薇と孔雀草のブーケ。
優しい色合いがイタリアに別れを惜しむ今日の気持ちにぴったりです。






















なんと10日ぶりになる日本へのフライト。
大きな翼は、雲海に夕日がまぶしく月も昇るなか、東へ飛行中。

往路は、はるか西欧に夢とロマンを求めて
帰路は、乗客の数だけ 思い出を乗せて…

ありがとう、イタリアの青い空、イタリアの歴史と食。


トレビの泉に投げ入れたコイン、きっと帰ってくるからね~。






















ローマの街角から☆クリスマスキャンドル










ジングルべ~ル ジングルべ~ル♪
街と楽天HPはもうすっかりクリスマスモード。

そこで、ローマの街角から 
『クリスマスキャンドル』をお届けします。

美味しそうでしょう?
街角の小さなお店に一歩入って、
「あれっ、ここってお菓子屋さん?」
て、一瞬戸惑ったことが懐かしく思い出されます。



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